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船橋整骨院BLOG

変形性膝関節症についての8ヶの質問
2024/10/16
今回は「変形性膝関節症」についてよくご質問頂くものをピックアップしてお伝えしてゆきたいと思います。

骨は骨折をしてもご存じの通り基本的にはくっつきます。しかし、変形してしまったものは基本的にはもとに戻りませんが、変形性膝関節症だからといってすぐに手術を検討されるのではなく、保存的な療法(物理療法・運動療法・手技療法)痛みの緩和も図れますので諦めづにご相談下さい。

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①変形性膝関節症とはどのよう状態ですか?

②変形性膝関節症の治療方法は?

③変形性膝関節症にはどのような薬が効きますか?

④変形性膝関節症のリハビリはどのようなことをしますか?

⑤変形性膝関節症のサポーターはありますか?

⑥変形性膝関節症の手術はした方が良い?

⑦変形性膝関節症で気を付けることは?

⑧変形性膝関節症の好発年齢は?

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変形性膝関節症とはどのよう状態ですか?


変形性膝関節症は、膝の関節にある軟骨(半月板)がすり減ることによって、痛みや動かしづらさ、また、膝の軟骨(半月板)は大腿骨と下腿骨のクッションの役割をしており、クッションの役割をしているものが、薄く減ってしまうことにより、クッションの役割をが減ってしまう為に、骨と骨が刺激し合い変形してしまいます。

膝が変形してしまうと、まっすぐ伸びなくなったり深く曲げられなくなったりしますので、正座やしゃがみ込むことはできなくなります。
膝の軟骨は内側がすり減ることが多く、O脚の状態にもなっていきます。

原因は、軟骨が年齢とともに弾力を失ったり、使い過ぎによってすり減ったりすることによります。

変形性膝関節症の初期は、立ち上がりの動作や歩き始めなどの動作で痛みが出ます。休むと痛みが軽減することもあります。

軟骨のすり減りがすすむと、正座や階段(※下りの方がつらいという方が多いです)が難しくなります。

進行していくと、安静時にも痛みが出るようになります。



変形性膝関節症の治療方法は?


O脚や歩行不能のような方で、手術に強い抵抗がなければ人工関節などの手術になるかと思います。

変形してしまったものは手術以外で元に戻すことは出来ませんが、症状が軽い場合は、膝関節に関与してくる筋肉の緊張をとることにより痛みの軽減につながる方は少なくはありません。

整形外科では、ヒアルロン酸などの関節注射をしたり、悪化を防ぐために、足や膝の装具の作成を行う場合もあります。

治療の期間が長くなっても変化なかったり、悪化するようであれば、手術の検討も必要かと思います。



変形性膝関節症にはどのような薬が効きますか?


上記したように、変形したものは手術以外ないので飲み薬は基本的には痛み止めになるかと思います。

一般的な商品名としてはロキソニンやバファリンなどが知られています。また、シップ薬のような鎮痛の成分が入ったものもあるかと思います。

良くご質問されることが多いのですが、コンドロイチンやグルコサミンは軟骨の再生に良いですか?と、ご質問されますが、私の知っているなかでは、コンドロイチンやグルコサミンなどのサプリメントが軟骨生成に大きな役割をしているなどの論文が出ていることは知りません。

その逆の論文は耳にしたことがございますが、世の中では効くみたいな風潮なのであまり批判的なものを言うのもどうかなとは思います。

単純に思うのですが、良く効果がでるものであれば、関節注射もヒアルロン酸ではなく、コンドロイチンやグルコサミンを注射すれば良いと思いますし、内服薬も痛み止めのような、対処的なものでなく、再生効果のあるコンドロイチンやグルコサミン内服薬として先生方が処方箋を出すと思うのですが・・・、
私の勉強不足かもしれませんね。


変形性膝関節症のリハビリはどのようなことをしますか?


リハビリでは、大きく分けて「物理療法」と「運動療法」があります。

物理療法は超音波や電気療法、温熱(マイクロウェーブ・ホットパック)などを使い、血行を良くしていきます。

運動療法は、大腿部(太もも)の筋肉や下腿部(ふくらはぎ)の筋力をつけることにより膝への負担を減らすようにします。

運動やストレッチをし痛みや動かしづらさの改善を図ります。

当院で一番必要だと思っているのが、膝の悪い方全般的に膝を良く使われていることが多いのか、膝回りの筋肉の緊張が強い方が多くみられます。

この筋緊張をなくすことにより痛みの軽減につながる事も多く、運動療法に熱心な方はやり過ぎでより悪化しているのではないかと思われるぐらいの方もおられます。

当院では、物理療法と手技による膝回りの環境を整えてあげることに赴きを置いております。



変形性膝関節症のサポーターはありますか?


歩く際の安定感を出すには膝のサポーターは有効です。 また、足底板といって靴の中敷き(インソール)のようなものを使用することもあります。足の内外に高低差をつけることで膝の内側の衝突を軽減する効果が得られます。

どのサポーターにも合う合わないがございますので、薬局やスポーツ用品店などでご購入されるときはご自身の状態に合うサポーターをご購入して下さい。

当院でも膝の状態を診させて頂いている場合、サポーターのご案内は可能です。

特に膝の場合、診させて頂かないとどれが良いのかわかりかねます。また、必要がない場合もございますので数回のご通院をお願い致します。



変形性膝関節症の手術はした方が良い?


腰の場合もそうですが、手術は十分にご検討されてからをお勧め致します。

全ての患者様に良い結果を出すことは不可能かと思いますが、整骨院・接骨院、鍼、整体を通院し続けよくならず、手術を検討していたところ、当院でのやり方がその患者様にあったのか痛みが軽減し、現在では生活に支障をきたすほどの状態ではなく、普通にお仕事されている患者様もおられます。

手術された方のご意見も半々のような気が致します。(※股関節の人工関節は8割以上の方がやって良かったと聞くことが多いです)

あまり変形が進んでいない方は、関節鏡手術などがあります。内視鏡で、傷ついている軟骨を取り除く方法です。痛みを軽くしたり変形を遅らせたりする効果があるようです。

日常生活にに支障を来しておられるような方は、人工膝関節置換術があります。変形した膝の関節を人工の関節に置き換えるものです。

O脚がひどい方は、下腿骨(脛骨)をくさび型に切ってつなげ直す手術です。




変形性膝関節症で気を付けることは?


「運動をしないといけない」「筋力をつけて」などの情報をそのまま受け取ってしまい、歩きすぎや使い過ぎになっておられる方もおりますので、痛みがないとき適度に歩いたり運動したりし、筋力や体力を保って下さい。

調子の悪い時や天候、家の事を多くやられた日は無理に歩行しに外出されることはないかと思います。

膝に良くない動きは、膝を深く曲げる姿勢で負担がかかりやすくなる為、正座やしゃがみ姿勢などは避け、床に座るのではなく椅子や洋式トイレを使用して下さい。

また、スーパーの食品売り場は店舗によって冷房や冷蔵の冷気が強い場所がございますので、膝に直接冷気が当たらないような対策をお願い致します。冷えにより痛みが増すこともあるため、膝を冷やさないようにしましょう。



変形性膝関節症の好発年齢は?


変形性膝関節症は50代以上の女性に多く発症し、20代30代では可能性は低いと考えられます。若くても過去に膝の骨折や靱帯の損傷を起こしたことがある人はなりやすいといわれています。

また、40代~60代の時期に膝に負担を掛かるようなことを多くやられていた方は、変形性膝関節症になられる確率が高いような気がします。

私が30代の時患者様によく行商をやられていた方が多くみられ、大半の方が変形性膝関節症により、O脚になられていました。お話を聞くと販売中正座をされていた方も多かったです。

変形性膝関節症と同じような痛みで膝の内側に痛みが出ている50代前の方は、極端な受傷起点がない場合、半月板損傷や膝蓋腱炎、鵞足炎などの可能性も考えられます。痛みが続く場合は、悪化することも考えられますので早めにご来院下さい。

当院のコースにもあるように膝の痛みに特化したものもございます。

是非、ご来院お待ちしております。


八千代にある接骨院です。八千代市の患者様がやはり多いですが習志野市や千葉市花見川区在住の方もお待ちしております。
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