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船橋整骨院BLOG

血圧を下げるトレーニング方法
2023/10/16
今回は血圧に関してのお伝えしてゆきたいと思うのですが、私は医者ではないので病気的なことはお伝え出来ませんが、医療関係の仕事をしていく中で気になったことがあったのでそのことについてお伝えしてゆきたいと思います。

皆さんあまり柔道整復師は何をする人たちなのかよくわかっていないと思います。また、柔道整復師と整体師の違いもよく分からないと思います。

整骨院・接骨院を開院するには柔道整復師という国家資格が必要です。大学での単位取得、または専門学校卒業資格がないと、国家試験に受験できません。

受験科目は、解剖学、生理学、運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学、関係法規・一般臨床、外科学概論、整形外科学リハビリテーション医学、柔道制服理論というように一科目200~300ページの教科書から出題されます。

病理学、一般臨床、外科学概論については内科的疾患のことについて勉強するので、学生の頃は現場ではお伝えしてはいけないこともなぜ勉強するのだろうとよく思っておりました。中にはメスの持ち方なども載っており、心の中では絶対使わないだろうと少し冷ややかな感じで授業を受けていたのを思い出します。

授業内容も座学がほとんどで、実技は柔道と脱臼・骨折の整復の仕方、包帯固定法だけです。

患者様に柔道整復師の授業内容のイメージなんかを聞くと99%はベッドが並んでる部屋で、「今日は脚のほぐし方を説明します」みたいな授業だと思っているようですが、マッサージの授業は按摩、マッサージ師の資格がある以上、柔道整復師の授業ではやりません。

私の卒業した専門学校の授業は半分ぐらいはドクターの方々の授業で、一般臨床学(内科)の先生は厳しく、この授業を受けるのが本当に嫌でした。


なぜ今回この話題をお伝えしようかと思ったのは、有名な著者でドクターでもある方が、「血圧は必要だから身体が自然に血圧をあげているんだ」
「下げる必要などない」とおっしゃっていたので疑問に思い調べてみました。

私の家系は脳血菅の病気になる人が多く、私の生活習慣も良いとは言えないので、上記したように体の事も多少知ってはいたということもあり、血圧に関して勉強していたところかなり納得したというか、腑に落ちたことがありましたのでそのことについてお伝えできればと思っております。


今回は血圧が高くなる要因の一つ血菅が硬くなっていることに着目してゆきたいと思います。

血圧が気になる方、すでに降圧剤を飲んで血圧の調整をしている方は、聞いたことがあるとは思いますが、悪玉コレステロール(LDL)が血中に多くなると血管の内壁に入り込みコブのように隆起してくると血菅は硬くなります。このことを動脈硬化と呼びます。

動脈硬化は上記したようにな血管の内壁にこぶのようなものがあり血液の流れが悪く、身体は必要として心臓に高いポンプ力を与えるために血圧が上がるという仕組みになっております。

当院でも問診時に既往歴などは必ず確認します。悪性腫瘍や心臓病の方には、やってはいけない物理療法もございますので患者様には確認させて頂いているのですが、やはり高血圧と書かれる患者様は多い気がします。

物理療法で電気を流すことも多いので心臓病関係の既往歴には特に確認することからかもしれませんが、高血圧で薬を飲んでいらっしゃる方も多い気がします。

そしてもう一つ疑問が浮かびました。

高血圧の方に現在している運動はございますかと質問をすると

半分以上の方が「ウォーキングはしているよ」

とご回答頂けるのですが、血圧は下がりましたかと確認するとほとんどの方が

「変わらない」 「現状維持」の方がほとんどです。

ウォーキングで血圧が下がり薬を止めた方はいない気がします。

筋力維持のためにウォーキングをされているのであれば、特にその運動方法に何の問題はないのですが、中には血圧を下げる、維持するためにウォーキングをされている方も多いので血圧を自然に下げるのは難しいのかと思いました。


また、高血圧の薬関係の話になると、噂や友人の状況も含め多くの方が、高血圧の薬を飲みだしたらもう一生飲み続けないといけない薬だと思っている方々ばかりです。

友人、ご家族、親戚で脳出血、脳梗塞、心疾患をやられている方がおられるとやはりインパクトは高いのか、血圧を下げたいという気持ちの患者様は多いかと思います。

ネットや本などを見ていても血圧を下げるには、ウォーキングなどの有酸素運動が良いと書かれているものが多くあります。
決して悪い事ではないかと思いますが、あまり良い結果が出ていないような気がします。


そこで、そもそも硬くなった血管はもう二度と柔軟性を持つ血管にはならないのか、柔らかくするにはどうすればよいのかを調べてみました。

多くあるのはやはりサプリメント的なものが多くありました。でもこれでは費用も掛かり薬とサプリメントを併用して飲んでいるだけで何か違うものがないか調べていくと、一つの物質が血管壁を柔らかくするものだということがわかりました。

その物質は、「一酸化窒素」です。

この一酸化窒素は素晴らしくいい物質で、詳しい方であれば有名らしく、1998年にノーベル医学・生理学賞をとっているようです。
私自身は勉強不足でした。

そこで一酸化窒素がどのような時に身体から分泌されるかというと、血管の内壁を刺激するとよりよく一酸化窒素が分泌されることが分かりました。

では触れもしない血管の内壁に刺激を加えるかというと、やはり外からの刺激ではあまり分泌しないようです。

血管の内壁には血液しかないので、その内壁を刺激できるのは、血流量を上げることということでした。ウォーキングや有酸素運動でも血液量は上がるので良いのかと思うのですが、上記したようにウオーキングをしていてもあまり効果が出てないような気がします。

大切なのは強弱らしく、いったん血液量を少なくし、一気に血液量を流すことにより血菅の内壁がよりよく刺激され一酸化窒素が分泌されるようです。

その血液量を部分的に操作できる運動がアイソメトリック(等尺性筋収縮)です。

アイソメトリック(等尺性筋収縮)とは、大胸筋であれば腕立て伏せのように繰り返し20回30回やるのではなく、胸の前で手を合わせその両手を中央で押し合う運動動作です。

なかなか、言葉で説明するのが難しいのですが、このように筋肉を一定時間収縮させることにより、血管が部分的に狭くなり血流が悪くなります。そして力を弛めることにより血管がもとに戻る為一気に血流量があがり、血管の内壁が刺激され一酸化窒素がより多く分泌されるという仕組みです

力も入れている為に心拍数や血圧は一時的に上がってもいるのでより血流量は増大することになります。

文献によると、何十分もやることはなく数分でよいみたいです。室内で出来るので天候や用事などで出来なくなってしまうことはなく、空いた時間にすることが可能です。


血圧や糖尿病などの成人病にならないように日頃からの食生活と運動をよりよく効率的に行ってゆきましょう。

八千代にある接骨院です。習志野市や千葉市花見川区在住の方もお待ちしております。八千代台駅前ユア・エルムに隣接した場所になります。
八千代台駅ロータリーからまっすぐ歩いて来ていただけるとすぐの場所です。




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