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船橋整骨院BLOG

靱帯の役割と解剖
2025/06/14
今回は、伸びるとイメージされている「靱帯」についてお伝えしてゆきたいと思います。


日頃患者様とお話、問診している中で少し実際のものと患者様のイメージされているものが違うなと思うことは多くございますが、それは考え方の差もあり先生方の伝え方などにより、変わっていってしまうものもあるかと思います。

その中の1つ靱帯が伸びるということについてですが、正常な靱帯であれば伸びることはございません

靱帯の大きな役割は、関節がずれたり動き過ぎてしまわないようにひも状の組織によってつながれているものであり、もし靭帯が伸びてしまうようなことがあれば、軟体人間のように普段は動かない方向にも動いてしまうようになります。

靱帯そのもののイメージとしましては、鉄のチェーンの自転車が大半だと思いますが、なかにゴムチェーンの自転車があるかと思いますが、そのゴムチェーンのような状態で硬くはないけれど、伸びたり縮んだりしないものになります。

靱帯はコラーゲン繊維でできており、非常に強靭な組織です。ですが上記したように伸びたり縮んだりしない為に、過度な伸張やねじれに対して脆弱であり、バレーボールのジャンプ着地時やサッカーでの切り替え、交通事故のような衝撃により靱帯は一部分損傷もしくは完全断裂になってしまう事があります。

靱帯は線維状の組織になる為力の掛かり具合により、部分的に切れてしまう事がございます。

また、靱帯は修復能力も弱く数週間固定をしていても元の状態のもどる事はなく、瘢痕組織などで修復される為関節の安定性は奪われてしまいます
もともと、関節の安定性を保つ役割をしている靱帯が元の状態に戻る事はない為、どうしても関節の不安定感が現れてしまいます。

そのことにより、他の靱帯や軟骨、骨にも負担が掛かり、将来的に関節の変形を起こしてしまう事もございます

靱帯損傷の多い関節としては、膝関節、足関節、手指、肘になるかと思います。最近話題の大谷選手は右肘の内側側副靭帯です。大谷選手の肘の使い方は普通の方とは違うので手術しておりますが、足首や手指、肘などの靱帯は程度にもよりますが、手術しない方も多いですが、膝関節の靱帯は手術の対応になる方が多いかと思います。

前述しているように靱帯は伸びるものではなく、部分的に損傷(切れる)か断裂するかになります。

また靱帯損傷=捻挫になります。

捻挫と聞くと大したことのないようにイメージしてしまいますが、捻挫の定義としましては、関節に外力が加わり、軟部組織(靱帯・関節包・筋・腱・軟骨)が損傷したものです。

ですから、捻挫といっても軽症のものから、重度、手術対応になるものまで様々です。

膝の内側の痛みでお悩みの方は、是非、当院の難治下肢疼痛回復コースをご検討下さい。

八千代にある接骨院です。習志野市や千葉市花見川区在住の方もお待ちしております。八千代台駅前ユア・エルムに隣接した場所になります。
八千代台駅ロータリーにあるローソンを左手にまっすぐ歩いて来ていただけるとすぐの場所です。オレンジ色の看板がございます。



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