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船橋整骨院BLOG
- アキレス腱炎・周囲炎、長期化する場合もあります
- 2025/03/24
4月になり気候も良くなったことによりランニングや運動を始めた方や夏の大会に向けて運動量が増えることにより起こりやすい、アキレス腱付近の痛み「アキレス腱炎」についてお伝えしてゆきたいと思います。
ある程度運動したことや学校で体育などをする時にストレッチの中の一つに「アキレス腱伸ばし」などと聞いたことはあるかとは思います。
かかとからふくらはぎの間にある太い腱で、歩行や跳躍時により使われる部分になります。
つま先立ちや動き出しの動作の時に痛みが出るようであればアキレス腱炎・周囲炎の可能性が高いです。
※アキレス腱の解剖)アキレス腱とは、人体最大の腱であり下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)がアキレス腱に移行しかかとに付着します。一番わかりやすい作用としては、つま先立ちになります。
人体にある腱は切れてしまうと固定をしていてもくっ付くことはほとんどありませんが、アキレス腱の回りにはパラテノンと呼ばれる腱上膜がありこのパラテノンが血流豊富なため切れ方にもよりますが、手術をしなくても固定しておくことにより癒着させる方法もあります。
文献によると、約1トンまでの負荷に耐えられるそうです。
アキレス腱は人が立位で移動している際には必ず使われる部分になるので、陸上の選手やジャンプすることの多いバレーボールやバスケットボール選手などに多くみられる傷病の一つです。
「アキレス腱炎・アキレス腱周囲炎」も当院のブログでよくお伝えしております、使い過ぎ(オーバーユース)からくる傷病になります。
オーバーユースが大きな原因になりますので、安静にしケアをすることにより痛みの方は軽減していく事が多いのですが、炎症期間ご長くなっていたりすると余計な血管の発生と神経により痛みの軽減がなかなかしない重症の方もおられますので、痛みがあるのに無理をして使い続けることは気をつけてください。
アキレス腱炎は使い過ぎにより多くの方がなってしまいますが、普段運動をしておられない方が急に運動を始めたりするとアキレス腱炎になる方もおられますので、普段ほとんど運動をされていない方は、まず軽い運動とストレッチを良くして頂いて身体をならしてからよる事をお勧め致します。
「アキレス腱炎・周囲炎」になった場合、整形外科では炎症を抑える為にステロイドの注射やヒアルロン酸の注射をするようですが、ステロイド注射は炎症を抑えるのには効果的ですが、あまり打ちすぎると腱が弱くなってしまうとも言われておりますので、あまりお勧め致しません。
当院では、物理療法(超音波・電気)、手技、テーピングなどで痛みの軽減を促進させていきます。
ご自宅で出来るケアとしましては、靴の選択も重要になりますので、あまり使いこんですり減っている靴よりは、すり減っていない足に合う靴を選択することをお勧め致します。
合わせるのが難しいのですが、インソールなどでより負担が掛からないようにするのも一つの方法かと思います。
入浴後のストレッチなども大切なケアになりますので、十分に行って下さい。ふくらはぎのストレッチだけではなく、ふくらはぎとの関連動作をしている大腿部の筋肉のストレッチも痛み軽減に重要な役割をしておりますので、時間は掛かりますが同時にストレッチすることをお勧め致します。
アキレス腱炎・周囲炎を繰り返してる方やなかなか治らず運動も続けられていられる方が次に怖いのは、アキレス腱断裂です。
上記したステロイドもそうですが、炎症していながらも強めの運動を繰り返しているとアキレス腱が摩耗し断裂してしまう可能も少なくありません。
医療系の学生時代の先生からアキレス腱断裂は学生にはおこらないと聞いてはいたのですが、修業時代に通院していたバスケットボールの女子でキャプテンを務めていたこともあり、休むことができず試合中にアキレス腱断裂を起こし復帰までに時間が掛かったのを記憶しております。
ですが、アキレス腱断裂はオーバーユースでけではなく、運動不足の40歳前後の方にも起こる事も多く、急なダッシュやジャンプ、高所から飛び降りた瞬間などに起こる事も多いので気を付けて下さい。
内臓疾患と同様に身体に出る痛みも放置しておいて良いことはないので、そのうち治るかもではなく早急のケアをお勧め致します。
八千代台駅前ユア・エルムに隣接した場所になります。八千代台のメイン通りではなく、裏側の通りにある、京成サンコーポの1Fの商店街です。
八千代台駅ロータリーからまっすぐ歩いて来ていただけるとすぐの場所です。
当院では、身体、費用共に患者様の負担にならないように心がけております。
是非、ご来院お待ちしております。
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