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船橋整骨院BLOG
- 運動や立ち仕事の方になりやすい「足底筋膜炎」
- 2024/08/27
今回は、脚の痛みの中でも末端に位置する足のうら「足底筋膜炎」についてお伝えしてゆきたいと思います。
足底筋膜炎とは、足裏のかかと~足指の付け根、母指球とか小指球と呼ばれるあたりまでの足底の筋膜で炎症や痛みが起こる状態です。
睡眠をされたあとの一歩目や、あるいはしばらく休んでからの一歩目など、安静後の始動時に足底部分に体重が掛かると痛みが出やすいという特徴があります。
マラソンやウォーキングなどの足裏に負担のかかる運動、長時間の立ち仕事などをされている方に多くみられます。若い世代よりも、中高年での発症が多いかと思われます。
痛みの原因は、足裏に負担のかかる運動、お仕事の繰り返しにより起こるもので、当院のブログなどでもよく出てくる言葉で、オーバーユース(使い過ぎ)が原因になる痛みです。
マラソン、ウォーキング、ハイキングなどのスポーツを過剰にされている方や、長時間の立ち仕事などで、足底筋膜に負担が掛かり炎症を起こすことで痛みとなります。
また運動をする場所などにも関係性があり、アスファルトやコンクリート、体育館での競技や足に合わない靴などもリスクが高くなる原因の一つです。
できる限り、芝生や土の上で運動をすることがすすめです。
中高年の方に多い一つの理由としましては、足に掛かってくる年月の積み重ねが若年層の方よりも多い為、筋肉や筋膜も徐々に硬くなり、クッション性が低下することから、ダメージが残りやすくなります。
運動や仕事の後、ほとんどケアなどをしておられない方などは掛かりやすい原因の一つになるかと思います。
土踏まずのアーチが先天的あるいはタコなどによって、土踏まずのアーチが高すぎる・低すぎる場合には、足底筋膜に負担がかかりやすくなります。
運動不足も一つの原因になります。
上記しているものは、運動や立ち仕事など使うことにより痛みにつながります。と、お伝えしてきましたが、今度は運動不足?
話が矛盾しているかのように見えますが、運動不足は上記しているものと痛みの機序が少しことなります。
歩行をするには、簡単に説明すると、股関節から太もも膝ふくらはぎ足底といろいろな部分の筋肉が関与して歩行していきますが、運動不足の方はふくらはぎの筋肉が弱かったり、アキレス腱が硬くなっていたりすることにより、足を踏み出す際にふくらはぎと足底筋膜で連携して歩きださなければいけないところですが、ふくらはぎの筋肉が弱い為に足底筋膜の部分により負担がかかることにより、炎症が起き痛みになるケースもございます。
患者様の中にもあんまり使ってないんだけどとおっしゃる方もいらっしゃいます。
足底筋膜炎の初期症状は?
睡眠をされたあとの一歩目や、あるいはしばらく休んでからの一歩目など、安静後の始動時に足底部分に体重が掛かると痛みが出やすいという特徴があります。また、歩行を続けていると痛みが軽減してくるということが特徴的です。
✓安静時からの歩き始めの足底筋膜の痛み
✓しばらく歩いていると痛みが和らぐ
✓さらに長く歩いていると再度痛みが出る
✓足底筋膜の軽い腫れ
✓足指を反らした時の足底筋膜の痛み
✓足の裏を指で押した時、圧痛がある
✓項目が多い方は、足底筋膜炎になっておられる可能性が高いです。
足底筋膜の緊張を長年抱えている方は、痛みだけではなく、かかとの骨に骨棘を形成させてしまうこともあるといわれてもいるので、あまり安易にお考えにならず、上記したような痛みがある場合、お早めに受診して下さい。
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