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船橋整骨院BLOG

手足の「冷え性」について
2025/01/23
前回、内臓の冷えについて簡単にお伝えしたのですが、今回は「冷え性」手足を中心とする冷えについてお伝えしてゆきたいと思います。

1月にしては寒い日が多いので、手足の冷たさを感じる方も多いかと思います。私も夜寝るときなどは足が冷たくなってしまい、湯たんぽ的なもので温めながら睡眠しております。特に冷え性ではないので冷え性の方はこの時期つらいかと思います。

ですが本来の「冷え性」とは、外気温によって左右されるものではなく、日頃から慢性的に手足が温まりにくい感覚がある方の事をいいます。夏なのに身体が冷えている、または冷えている感じがするようなかたです。

冷房の風が直接長時間あたっていると、夏でも身体は冷えているという感覚を得てしまうかもしれません。


人間は、体温を一定に保とうとする「恒温動物」です。この体温を一定にすることを管理・指令を出しているのが脳の「視床下部」になります。
また、温度を一定にさせる為の役割を多くしているのが血行(血液)になります。

寒さを感じると視床下部から血管に指令が出され血管が収縮されることにより、血液をあまり流さないようにすることで、皮膚表面の温度を低く保ち体内の熱を外に逃がしにくくします。また、ふるえなどで筋肉を動かし体温を上げようとするのも一つの反応です。

逆に暑くて体温が上がりそうなときには、血管を広げたくさんの血液を流し、皮膚の表面温度を上げて熱を出したり、汗をかいたりして熱を逃がしたりするように調節されます。よく熱中症の解説などを聞いていると、熱を体内にこもらせないようにしましょう、などと良く聞きますが深部体温を上げないようにすることが重要です。

人の身体は、重要な臓器が集まるからだの中心部を一定の温度(通常は37度前後)に保とうとしています。
 特に寒いときは、からだの中心部に血液を集めて、体温を維持しようとする為、末端である手先や足先には血行量が少なくなってしまい、手足の温度が下がり、冷えを感じてしまいます。


「冷え性」になる要因にはいくつかございます。

①ストレスや生活習慣の乱れなどにより、体温調節の指令を出す自律神経が正常に機能しなくなります。また、室内温度を高くし過ぎたり低くし過ぎたりすると、屋外との温度差が激しくなり自律神経の機能が乱れる場合もございます。

②きつい下着や靴などで身体を締め付けていると血行が滞り、寒さを感じる皮膚感覚が麻痺や鈍くなり、その為体温調節の指令が伝わりにくくなってしまいます。

③お身体に血管系(貧血や低血圧)などの疾患がある人は、血流循環が悪い方が多いです。

④上記しましたが体温を上げるには筋肉の量が必要です。その為、男性に比べ女性は筋肉量が少ないことにより筋肉運動による発熱や血流量が少なくなってしまいます。女性に冷え性の方が多くみられる一つの要因かと思います。

膠原病や内科疾患などを患っていらっしゃる方にも血行不良がめられる為、様々な対策をしても治りにくく悩まれている方も多いと聞きます。

また、当院のような整骨院・接骨院で関係してくるもので、脚の痛みや、しびれ、間欠性跛行などの症状を出すものとして、ASO(閉塞性動脈硬化症)なども、冷えを感じてしまう疾患のひとつです。


単純ですが、筋肉を使うと熱を発生しますので、冷え性もそうですが腰や首、膝の為にもウォーキングや他運動を日常生活の習慣に取り入れて頂くといろいろな身体や精神的な悩みも解決してくれる場合もございますので、是非、取り入れてみて下さい。


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