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船橋整骨院BLOG
- 筋膜と筋膜リリースのついて
- 2024/11/21
今回は、テレビとかでもよく耳にする「筋膜・筋膜リリース」についてお伝えしてゆきたいと思います。
解剖的なことを細かくご説明していくと、分かりづらくなってしまうので、簡単にお伝えしていきます。
身体には皮膚があるように、内臓や筋肉にも膜があります。
腹膜炎などと聞いたこともあるかと思いますが、イメージ的には旅行に行く時の荷物ですが、歯ブラシや洋服、食べ物といったものをカバンにそのまま詰めないかと思います。
それぞれ、何かしらの袋や圧縮袋で分けてカバンに詰めるかと思いますが、身体もそれぞれ都合の良いように仕切られております。その仕切っているものが膜であり、筋肉であれば筋膜になります。
筋膜にも3種類あり、身体を全身タイツのように覆っているのが「筋外膜」と呼びます。
筋線維を組織的に束ねて覆っているのが「筋周膜」、筋線維自体を覆っているのが「筋内膜」になります。
筋膜は組織同士が動きにより擦れ合う摩擦を軽減させる役割もしており、筋膜自体は柔らかくコラーゲンで出来ているのですが、萎縮や癒着しやすいという特徴もあり、長時間の同一姿勢などにより筋膜同士が癒着してしまうと、コリや痛みの原因または柔軟性のない身体になってしまいます。
例えばですが、身体が捻じれた状態で長時間過ごした場合の身体をイメージして下さい。身体を捻じるということは、身体を引っ張っている方の筋肉は短縮され、筋膜は筋肉が短縮されている為にしわになってしまうようなイメージはできるかと思います。
そのしわになっている状態で筋膜が癒着してしまうと、戻した時や逆側に捻じった際にしわが伸ばされるかと思いますが、筋膜が癒着してしまうと伸ばされた時に、その癒着部分が剥がされる為痛みが出てしまいます。皮膚にはったテーピングやシップを剥がすイメージです。
現代の日常生活の場合いろいろな事が便利になっている為、身体の使い方が偏ってしまい、結果的には同じ姿勢やしわのよっている部分に合わせて体を使ってしまう事によりさらに癒着が進み身体の動きが阻害されてしまいます。
運動が身体に良いといわれるのは、もちろん筋肉低下を阻止することが大きな役割かと思いますが、普段あまり活動的(動き)に使わない筋肉を動かすことにより筋膜の癒着も解消れます。
座位でのお仕事をしている方がよく筋肉を使っていないといわれることが多いのですが、姿勢を維持するということは、その姿勢を維持する為の筋肉は長時間使っております。ですが動きがない為に筋肉は持続的に緊張し筋膜は癒着していきます。
このことが続くと筋膜に身体が引っ張れてしまい結果的悪い姿勢になり、それを支えている骨も歪んでしまいます。
身体は連動して動いている為、筋膜が癒着しているところが痛いだけでなく、癒着している部分と関連している部位にそのひずみが来てしまい痛みを出すことも多くあります。
痛みというのは簡単ではなく、上記した機序で痛みになる場合もございますし、筋スパズムのような筋肉の持続的な筋緊張により様々な悪循環が生まれ痛みになる場合もございます。
当院では、筋膜の癒着、筋緊張、骨のゆがみなど痛みの本質を探り、痛みの解消・軽減、QOL(生活の質)をあげていくように掛かろがけております。
私自身は、笑って過ごせていることが大切だと強く思っているので、そのように過ごせるよう痛みに関することはご相談下さい。
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