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船橋整骨院BLOG
- 肩の痛みは四十肩・五十肩だけではない・・・
- 2023/05/18
今回は肩の痛みについてお伝えしてゆきたいと思います。
肩の痛みで一番最初に思い浮かぶのは、「肩こり」かと思います。
世の中にをみると、肩こりに関するグッズや薬、リラクゼーションまで様々な肩こり商品が多く出回っているのを見かけます。
それだけ需要が多いのかなと思います。
頭が重いことは皆さまもご存じかとは思いますが、現在の生活習慣は、首から頭が前方方向に傾く姿勢が多く、パソコン・携帯ゲーム・読書など作業自体は違いますが、体幹と首、頭の関係性はほぼ一緒で首から頭が前方に傾く姿勢になってしまいます。
そうしますと、首の後ろの筋肉には常に負荷が掛かりそのことにより首の後ろの筋肉は硬く緊張した筋肉になってしまい、おもだるさや痛み頭痛、倦怠感
などという症状が出てしまいます。
それは首筋から背中に掛けてある僧帽筋を中心とした筋群が持続的に緊張している状態です。
この痛みは解剖学的には頚部から背部上部に掛けての痛みになるので、肩関節の痛みではありません。
ただ、背部上部の筋緊張は肩関節の筋肉と関連してきますので、放置するのは良くないかと思います。
肩関節を動かすメインの筋肉は、肩幅などにも関係する三角筋・広背筋(アウターマッスル)回旋運動などの動きに関与する、棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋・大円筋(インナーマッスル)があります。
肩関節周囲炎(=棘上筋・棘下筋・肩甲下筋・小円筋)の炎症による痛みは、四十肩・五十肩になる原因の場所なので、あまり悪くなってないうちにケアしておくことが重要ですが、少しずつ悪くなり制限が出ていても痛みにはなっていないことが多く、ケアをするという行動にならない方が多いです。
四十肩・五十肩で、「突然、肩が上がらなくなった!」とよく聞きますが、悪さの度合いが0から急に10になることはなく徐々に悪くなっていることに気づかず、痛みの出る閾値を超えたタイミングで急に痛みが出たと思われる方が多いです。
肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)のサイクルに入ってしまつた場合、2,3週間で治ることはほとんどなく6ヶ月~1年、長い方ではそれ以上かかる方も見られます。
回旋筋腱板(インナーマッスル)は、転倒や過度の使い過ぎにより筋肉が切れてしまつたりすることもよくあります。使い過ぎによる腱板断裂の場合、小さい断裂から始まり徐々に大きな断裂になります。
イメージ的には重量物を吊ったり固定しているワイヤーが徐々に摩耗し切れてしまう感じです。
四十肩・五十肩と腱板断裂は同じような症状をしておりますので、MRIをとらないとレントゲン検査だけでは見極めがつかない場合もありますが、徒手検査で見た場合、四十肩・五十肩は拘縮(可動域制限)が強いので、自分の力でも術者が動かそうとしても制限がある事が多いです。
腱板断裂のの場合、自分の力では痛みで動かせない場合はありますが、術者が動かすと制限が少ない場合もあります。
三角筋などで腕を吊り安静にしておくと2~3週間で痛みがとれる場合はありますが、断裂している部分が治ることはありません。
長期間、強い痛みがあり何らかの施術をしてもあまり変化が見られない場合、MRIなどで軟部組織の状態を確認しても良いかとは思います。
断裂しているものを修復させるには手術が必要になります。
腱板断裂は棘上筋が可能性高いです。
・肩関節脱臼…肩関節は肩甲骨と上腕骨からなっており、360度動かせる関節です。そのため、脱臼しやすい関節でもあり、習慣性になってしまう方も多くいらっしゃいます。だからといって、日常生活でそう簡単に脱臼することはなくスポーツや転倒した際に発生する場合があります。
幼少期にお子さんの手を引っ張って急に泣き出し手を上げなくなるので、肩関節の脱臼と思われる方が多いですが、その場合の脱臼は肘の関節で起こる
お子様特有の「肘内障」という脱臼になります。
その場合でも自己判断せずにご来院して下さい。
関節の構造上外れやすいポイントがあります。それは、ハイタッチです。お互いに歩いたり走ったりしている状態で向かい合ってのハイタッチは、ボクシングのカウンターパンチではではないですが、身体の前方への動きと肩関節の角度がハイタッチした際に抜けやすいポイントでもある為に、脱臼しやすいので気を付けて下さい。
(勉強不足で違うかもしれませんが、大谷選手(大リーガー)がホームランを打ち、ランナーコーチとタッチをする時はハイタッチではなく、下でタッチしてるかと思いますが、もしかしたら脱出をしない為の動作かもしれませんね。ベンチではしているのに…)
肩を通る神経が損傷したり炎症したりすることで痛みや、しびれ感を感じることもあります。肩関節後方には腋窩神経というものがありその神経を圧迫したりすると腋窩神経麻痺になる場合もございます。肩関節の動きに重要な三角筋を動かしている神経です。
この場合、上記でお伝えした腱板断裂と違いも考えながら処置していかないといけません。
どこの痛みもそうですが、痛みがあると骨折をイメージされる方が多いような気がします。テレビコマーシャルなどでもいつの間にか骨折などと骨折の不安を促すようなものがありますが、痛みの多くは軟部組織(軟骨・筋肉・靱帯・腱など)が原因で骨による痛みなどは多くはありません。
腰椎(腰の骨)以外で転倒や過度の運動、持続的に重量物の移動などをなさらなければ、骨折はほぼしませんのでご安心下さい。
骨粗鬆症が進んでおられる方の場合、転倒やしりもちはもちろんですが、重い荷物などを持ち上げた際にぎっくり腰のような感じで腰椎を部分的に圧迫骨折させてしまう場合もございますので、骨粗鬆症が進んでおられる方は荷物の移動などには気を付けて下さい。
不安な方、そのうち治るかもしれないと放置されておられる方は、是非、ご来院お待ちしております。
八千代市にある接骨院です。習志野市や千葉市花見川区在住の方もお待ちしております。八千代台駅前ユア・エルムに隣接した場所になります。
八千代台駅ロータリーからまっすぐ歩いて来ていただけるとすぐの場所です。
全身整体もやっておりますので、是非、ご連絡下さい。
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