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船橋整骨院BLOG
- 膝の痛み「関節の水」関節包に水が溜まる
- 2023/04/26
膝の痛みで皆さんがよく気にされている「関節包水腫」関節にみずが溜まる事についてお伝えしていきたいと思います。
私の感想ですが、膝を痛めて一番気にされるのはご年齢にもよりますが、膝に水が溜まる事ではないでしょうか。
関節の構造を簡単にご説明すると、各関節には必ず軟骨・靱帯・関節包・関節液といわれる組織があり、関節は一つの密室状態のようなイメージになっております。その密室を作っているのが関節包で骨と骨の繋ぎ目を覆っています。関節包の中には軟骨や靱帯があり、関節内の組織に栄養を与えているのが関節液(水)です。
関節包の中には血液は存在せず軟骨や靱帯が存在できるのは関節液があるからです。もしこの関節液がなくなってしまった場合、関節内の組織はどこからも栄養を得ることができず壊死してしまいます。
よく知られている組織が壊死してしまう病気は脳梗塞や心筋梗塞です。脳と心臓以外の体内の血管は循環路があり吻合している為お互いの血管が連携して身体の組織に栄養を与えているのですが、脳と心臓は終動脈といい吻合しないために血菅が連携しておらず、一箇所で詰まってしまうとその先の組織には栄養がいかなくなってしまい壊死を起こしてしまいます。
もし脳と心臓の血菅の流れが吻合し連携して循環していれば、胃梗塞や大腸梗塞などと聞かないように、脳梗塞や心筋梗塞は半減すると思われます。
話がそれましたが関節内には関節液が必ず必要で無くてはならないものなのですが、何らかの要因で関節内の組織に炎症が起こってしまった場合、関節包の内側にある滑膜からより多くの関節液を出してくるために関節内の組織が吸収しきれなかった分の関節液が関節包内に溜まる事を一般的には膝に水が溜まった状態といっております。
軽い火傷の後に水ぶくれができるのと同じ状態です。
膝の水を抜くと痛みがとれるというのは、溜まっている水の量が多くなると関節包はパンパンの状態になり関節包に動きの余裕がない為に、関節が動かされると関節包と共に神経も引っ張られ強い痛みを誘発致します。この痛みが強い為に膝の水を抜いた後ゆとりの出来た関節包は関節の動きに柔軟に対応出来るため急に痛みがなくなります。
ですが、関節内の組織に炎症が残っている場合、身体はまだその炎症をとるために正常の時よりもまた多くの水を出してくるために吸収できず溜まってしまいます。このサイクルが患者様達の中でよく言われている、「膝の水を抜くと癖になるよ」という理由です。
膝の水は毒素ではないのでなるべく多く関節内の組織に吸収させてあげることをお勧め致します。
当院では多くの水を吸収させてあげる手助けをしております。
膝の水を抜くとき厳重に消毒するのは、関節包内は無菌状態で血液も存在していないためにもし菌が入った場合その菌を攻撃するものが少なく菌に侵されてしまうため、簡単には水を抜かない先生もいるみたいです。(街中にお腹を空かせた猛獣を放つ状態)
関節液のもう一つの役割は、軟骨と軟骨の摩擦軽減に大きな役割をしております。文献によるとは思いますが、摩擦係数というものがありその数値は
0.001~0.006とゆうことです。金属と金属の摩擦係数は0.3~0.9。どのくらい凄いかはよくわかりませんが...とにかく摩擦は少ないみたいです。
確かに修復能力の少ない軟骨が摩擦ですぐにすり減ってしまったら大変なことになりますね。
膝の痛みで水が溜まっているのを恐れるのではなく、溜まってしまう原因は何なのかを見極め処置していくことが大切だと当院では考えております。
膝を痛めてしまった場合、早急に専門家に見てもらって下さい。
当院は長年の経験により膝の痛み軽減のポイントを何ヶ所かあることに気が付き、喜ばれている患者様もおられます。
是非、ご来院をお待ちしております。
八千代市にある接骨院です。整形外科・接骨院・整骨院・鍼灸など通院されている方も多いかと思いますが、セカンドオピニオンとしてご来院して頂けると幸いです。
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